「パヴァロッティ 太陽のテノール」(映画感想)
神の声を持つと言われたイタリアのオペラ歌手ルチアーノ・パバロッティの生涯を、名匠ロン・ハワードが追ったドキュメンタリー。「ラ・ボエーム」「トスカ」など絶頂期のパフォーマンスや、「トゥーランドット」の名曲を3大テノールで共演した伝説のステージ、故ダイアナ妃との交流やボランティアといった幅広い活動、家族とのプライベートなどの貴重な映像が満載。さらに新たに撮影された23人のインタビュー映像では、U2のボノがパバロッティのアーティストとしての信念を語り、マネージャーやエージェントがショービジネスの裏側を明かし、前妻、最後の妻、3人の娘たち、愛人がパバロッティの素顔を告白。生きることのすべてを全力で愛し、歌と人生で世界を照らした偉大な歌手の輝かしい日々を浮き彫りにする。(「映画.com」より)
2年前にテアトル梅田で「3大テノール 夢のコンサート」を観ました。普通の映画よりも高い、確か2800円という料金(オペラビューイングやシネマ歌舞伎みたいな扱い)でしたけど、もっっのすごく感動しました!
で、今回はその3大テノールの1人、今は亡き、ルチアーノ・パヴァロッティのドキュメンタリー。監督はなんとロン・ハワード!
↑スターのドキュメンタリーものとしてはこれも撮ってます。
3大テノールの中で1番の年長者のパヴァロッティは、2007年に膵臓癌で亡くなってしまったのですが、この「パヴァロッティ 太陽のテノール」は、彼の幼少期から葬儀の様子までをみっちり見せてくれます。
とにかく歌声が素晴らしい。大画面と大音声に包まれるだけで至福…
そして歌声だけでなく公私ともにとってもパワフルだったようで、前妻・その娘たち・別れた愛人・2番目の妻、とちゃんと出てきて穏やかにインタビューに答えています。また一緒にチャリティコンサートをやったボノもめっちゃ思い出話してる…
全てに明るく誠実に立ち向かった人だったんですね。
「3大テノール~」の映像で、パヴァロッティのリハーサル姿が、普通の登山帽みたいなハットに方にド派手な更紗の風呂敷みたいなの巻いてて、あ~気取らない人なんだなあチャーミングだなあ、って思ってたんですが、今回も同じような格好で渡し船に乗ったり森に入って行ったり、勿論舞台のリハの時もその恰好。愛嬌があって周りが皆笑ってて。
これはやっぱり映画館で観る作品。私が行った劇場は(勿論間引き状態の座席ですが)ほぼ満員でした。
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