「ジェントルメン」(映画感想)
「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」「スナッチ」のガイ・リッチー監督によるクライムサスペンス。イギリス・ロンドンの暗黒街に、一代で大麻王国を築き上げたマリファナ・キングのミッキーが、総額500億円にも相当するといわれる大麻ビジネスのすべてを売却して引退するという噂が駆け巡った。その噂を耳にした強欲なユダヤ人大富豪、ゴシップ紙の編集長、ゲスな私立探偵、チャイニーズ・マフィア、ロシアン・マフィア、下町のチーマーといったワルたちが一気に動き出す。莫大な利権をめぐり、紳士の顔をした彼らによる、裏の裏をかくスリリングな駆け引きが展開する。ミッキー役を「インターステラー」のマシュー・マコノヒーが演じるほか、チャーリー・ハナム、ヘンリー・ゴールディング、ミシェル・ドッカリー、コリン・ファレル、ヒュー・グラントら豪華なキャストが顔をそろえる。(「映画.com」より)
ガイ・リッチーの作品を映画館で観るのは初めて。
予告編を観て、カッコいい!面白そう!と思ったのと、ヒュー・グラントが出るなら(このキャストなら多分、特別出演って感じでちょこっとだろうけど)…という気持ちで観たのですが。
ヒュー・グラントめっちゃ出番多い!狂言回しというか裏主役というか。
若い頃の美しさとは全然違う方向のおじさんになってるけど、どんなにダメ男役でもやっぱり良い!
主人公のマシュー・マコノヒーは、その昔「コンタクト」のジョディ・フォスターの相手役で初めて観て、鼻筋がすっとしてて素敵だなあ、と思った記憶があって。
「ダラス・バイヤーズクラブ」では、エイズ患者の役の為に、ものすごーい減量をしてガリガリになってて…怖いくらいでした。実話の映画化で、感動しました。
「インターステラー」も良かったなあ!
ガイ・リッチー監督でこのキャストなら、きっとスタイリッシュでゴリゴリに男っぽいお話だよね、と思ったら本当にその通りでカッコいいんだけど。
でも、ところどころ、くくっ、と笑えてしまうんですよねえ…何だろう、余裕こいてるのに痛いとこ突かれて形勢がコロコロ変わっちゃうところなんかが凄く小気味良い。
後半の、一気呵成感!も凄い。
頭の中で「うわうわうわ…気持ちいい!」って叫びながら鑑賞しました。
この時期の閉塞感に横穴が空いた気分というか。
出番は多くないけど、コリン・ファレルがめっちゃ笑えました。
あ、あと主人公の奥さんがすごく良い。カッコいい主人公がベタ惚れで頭が上がんない、愛しの奥方、って感じが。
完璧な男性のアキレス腱が奥さん、って、あるあるだけど面白いよね!
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