「香川1区」(映画感想)

年明け最初の映画鑑賞は、ヒューマントラスト有楽町。

去年から楽しみにしてた「香川1区」!


前作「なぜ君は総理大臣になれないのか」(通称「なぜ君」)が本当に面白くて、代議士・小川淳也氏に俄然興味が湧きました。

そして、この映画がきっかけで小川議員の知名度がぐっと上がり、同じ選挙区の平井卓也氏(自民党)が初代デジタル庁長官になったり、それに伴う不祥事で、去年の衆院選では彼等の「香川1区」が注目を浴びたりして。

私自身、「なぜ君」を観てからの余韻が物凄くて、小川氏に関するインタビューや関連本、それから小川氏自身の演説動画もずっと追いかけていました。

なので、去年10月末の衆院選の結果と、その後の立憲民主党の党首選までを収めたというこの「香川1区」の公開を本当に楽しみにしてました。

ドキュメンタリー映画としては長い、156分。

だけどあっという間でした!そして全編熱くてエモい…!泣いたり震えたり笑ったり呆れたり、脳と心臓がバクバクしっぱなしの2時間半でした。

「なぜ君」同様、ずっと小川さんを追っているんだけど、今回はヒールとして大活躍の平井卓也氏の存在感が凄い( ゚Д゚)

登場時はにこやかで穏やかで、「あれ…?週刊誌であんなに叩かれるほどの悪人には見えないなあ」と思っていると、そこからどんどん、絵に描いたような悪役に変貌していく。

監督の大島新氏曰く「意図的に撮ったわけではない。何故かああいうところにカメラが居合わせただけ」らしいんだけど、あんなに人間性がむき出しになる瞬間が劇場で公開されて(他にも平井氏に関する不正行為(?)の告発映像もアリ)、そのインパクトはある意味小川さんの存在感を上回る感じ。

とはいえ、小川さんの清廉さや、彼を支える家族や両親の無償の愛に、今回も心が震えました。

彼等自身も、決してこれで良いと思ってはいない「どぶ板選挙」に肚を決めて取り組む様とか、本当に泣ける…ある種の狂気だな…ここまでやらないといけない選挙ってなんなんだろう、とも思う。

小川さんが珍しく怒りを露にするシーンがあって、でもその直後にはすぐに謝罪の電話を入れたり、

辻元清美氏と会った時、ある出来事の反省で自分のことを「脇が甘いんやな」と言ったら「違うの。心が弱いの!」と言い返されて、ちょっとシュンとしてたり…愛嬌もんというか、不器用さが可愛いというか。

常に全力の人柄が伝わるから、支持者も増えているんだろうなあ。

衆院選の時、維新の候補者に出馬断念を迫ったという一件で、悪意のある報道もされたようだけど、その顛末や心の動きも、この映画ではしっかりと描かれています。

全国公開は今月下旬。

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