「マトリックス(4Kデジタルリマスター版)」(映画感想)
1999年公開。シリーズ1作目のこれだけは劇場で観た気がするんだけど、ほとんど覚えてない。
…でも23年経った今観たら、どんなんだろう…?そう思って「午前十時の映画祭」に行ってきました!
観てたら、ぐんぐん思い出すシーンがあったり、記憶が全くないシーンがあったり。
要は、この作品の内容が、当時は全然分かってなかったんだと思います。
もちろん今もよく分からないけど、「現実は五感を使って作り上げている幻想に過ぎない」とか「解き放つことによって覚醒する」という台詞は、ヨーガやヴェーダーンタにも通じる要素を孕んでいて、観ていて楽しかった!
そして何といってもキアヌ・リーヴスの美青年ぶりがすごい。
私は「スピード」も「マトリックス」も公開当時観たけど、その時はキアヌってカッコいい!みたいな気持ちにはならなかった…何でならなかったんだろう…めちゃくちゃ男前なのに。
因みに、今のキアヌは大好きです!ジョン・ウィックシリーズは全部観てるし!
マトリックスから20年経ったジョン・ウィック役のキアヌは、身体が2倍くらい大きくなってものすごく重厚感のあるアクションをしますが、マトリックスのネオ時代はひよひよで、ローレンス・フィッシュバーンに鍛えられて成長します。
例の、「仰け反りながら銃弾を避ける」シーンよりも印象的なシーンが多かったのも驚きでした。
特にラストの討ち入り(?)シーンは凄まじい。大画面で観るとアガる!!
それから前半、ドロドロ、ねちゃねちゃ、チクチクしたシーンがしばらく続くんですが、それも記憶から抜けてた…でも今日観て妙に心に残りました。
とにかくキアヌが登場してからはほぼ出ずっぱりで、髪型も顔色も変幻自在でどんなシーンも彼自身がやってる(ように見える)ので、このドロドロシーンも、本人なんでしょう…。
キアヌの兄貴分役のローレンス・フィッシュバーンが、怪しい人かと思えば温かみを感じたり、こちらも変幻自在!彼の存在は記憶に残ってました。ネオのメンターのような存在でありながら、ネオが「救世主」であることを疑わない人間臭いリーダー。
オープニング映像とエンドロールの音楽には時代を感じましたが…それ以外は、ただただカッコいい!
キアヌだけでなく、人間全員カッコ良かったです。
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