犬が旅立ちました
10日前のブログで老犬のことを記して、無事にG.Wを迎えられますように、と書いたのですが。
そのG.Wに入ってすぐ、彼女は静かに天に還っていきました。
前日も、びっくりするくらいもりもりご飯を食べて。
あんまり食べるので、こんな風だったら、ジャーキー以外におやつになるように、と「犬用パン」っていうのをネットで調べてHBで塩分ゼロのパンを焼きました。
出来上がったパンを冷ましてから与えたらそれもいっぱい食べて。
水も哺乳瓶みたいなボトルでいっぱい飲んで。
夜は主人に連れられて散歩にも行きました。少し前から下半身はよろよろでしたが、介護服&リードでしっかり支えられて、いつも通り歩いたそうです。トイレも外でちゃんとして。
寝る前は、いつもよりもよく鳴くなあ・・・あんなに食べて歩いたのにな、とは思いましたが、とにかくここ数日調子が上向いて元気になって来ていたので特に気ならず、殆ど治りかけていた床ずれのガーゼを張り替えて寝かせました。
そしたら。
彼女は翌日の明け方、1人でひっそりと肉体を離れていきました。
あまりにあっけなくて残された家族は呆然としてしまったのですが、G.W中の、学校が休みの日だったので、皆で身体を拭いたりお花で飾ったり・・・そして家族全員でお葬式をあげることが出来ました。
ペット霊園で最後のお別れの時、たくさん頬ずりをして、彼女のトレードマークだった大きな耳をぎゅっと包んで別れを惜しみました。
お骨になった姿が、本当に美しくて綺麗な骨で、係の方も「どこも悪いとこなかったんですね。老衰ですね。」と仰ってました。
内臓もすごく丈夫だったし・・・多分ゼンマイが止まるように、電池がゆっくり切れるように命を使い切ったのだと思います。
思えば、16年前のやっぱりG.W中に、彼女は我が家にやってきました。
まる16年、私達と一緒に過ごして、彼女は果たして幸せだったのか。
それは分からないけれど、少なくとも私は彼女と暮らせて本当に楽しかった。
雑種犬特有の愛嬌と生命力に翻弄され続けた16年でした。
彼女を可愛がって下さった皆さん、本当に有難うございました。
沢山の方に気にかけて頂いて、本当に幸せな子だと思います。
魂はいつもそばにいて、私が望めばいつでも彼女に会えると分かってはいるのですが、やはり16年間慣れ親しんだ、温かい身体がいないのは何だか変な感じです。
犬用パン、1斤焼いちゃったからまだたくさん残ってるのに。
ちょうど2年前の彼女(と息子)です。
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