「劇場版センキョナンデス」(映画感想)
コロナ禍に入ってから、ラッパーのダースレイダーと時事芸人のプチ鹿島の2人が、YouTubeでがっつり2時間喋ってくれるライブ配信「ヒルカラナンデス」が始まりました(現在も続いています)。
これがすごく面白くて、何度もアーカイブ観るほどハマりまして。
緊急事態宣言やアベノマスクなど、政策への問題提起をはじめ、時事や政局を、ばんばん茶化して笑わせてくれる2人が、いつの間にか、監督・主演して、大島新監督(「なぜ君は総理大臣になれないのか」)プロデュースの映画になりました!
時事ネタで笑わせてはくれるんだけど、ただ面白いだけじゃなくて、政治や選挙についての興味をひかせてくれるような切り口が凄い。
この映画は、2021 年の衆院選とその翌年の参院選に2人が「上品な野次馬」として乗り込んで各候補者にぐいぐい当たっていく様子が描かれています。
衆院選は香川1区へ。「なぜ君は総理大臣になれないのか」「香川1区」の流れで同じ事象を2人が別の面から見た感じが面白い。うどんを堪能して、3人の候補者に礼を尽くしてしっかり応援。そして驚異の嗅覚!で、ある候補者の選対で開票結果を見届ける、という流れ。某メディアとのホラー要素たっぷりの攻防も(配信で観た当時は笑いながら引きつりました)!
そして参院選は安倍元総理が銃撃されたその日の大阪近郊を回ります。あれからまだ1年経っていないのに、ネットニュースの衝撃やSNSが大混乱していたのが、すごく前のことのような気がする…。
当日の各候補者がどう振る舞い、何を語り、何を語らなかったのか…結果、すごい記録映像になっています。
いつもPC画面で見ている2人の姿が、スクリーンに大映しになった時には思わず爆笑してしまいましたが、そこからは、笑いつつも、選挙を楽しむことは政治を考える事に直結するんだな・・・と。
ドキュメンタリー映画だけど、出ているのがラッパーと芸人、そして主役は知名度のある政治家の皆さん(と支持者の皆さん)なので、とにかく笑える。というか、この2人と関わるとみんな面白くなっちゃう!
YouTubeを毎週観ている時は、まさかこの配信が映画になるなんて思ってもみなかったけど…全国で劇場公開されるまでの「あれよあれよ感」も痛快でした。
まだまだ公開中。
追伸…プチ鹿島さんのことは、大川興業時代から見てて、東京ポッド許可局、デイキャッチ、と追って来てるので、今回映画館の大画面で観られたことは感慨深いです!!
0コメント