YOGAを選ぶということ
今年の春からオンラインレッスンに切り替えて、公民館等でのグループレッスンは暫く休止、とにかく三密を避ける!もしものことがあったら大変!と慎重に動いていたわけですが。
緊急事態宣言が解けて少しした6月あたりから、プライベートレッスンや出張レッスンのご依頼が複数あり、また自宅レッスンにも少しずつお客様が戻って来て下さって、今に至ります。
でも、COVID-19の感染の勢いは、ゼロになったのではなく、まだまだ先は長そうで、つまり私達がそれなりに順応しつつ探りつつ、自制していたことを再開したり新たに始めたり…
そんな中でレッスンに来て下さる方々には大きな共通点があります。
それは皆さん声を揃えて
「このコロナ禍で価値観が大きく変わった。今までの生活が当たり前じゃなかったと気づいた。」と仰ることです。
こんな状況に飲み込まれていることを嘆くのではなく(もちろんそういう過程を経て、でしょうけど)、時代と環境に積極的に寄り添っていく姿勢を語って下さる方が多くいらっしゃって…そんな言葉とYOGAをするという行動には深い関りがあると思っています。
今までの生活=今までの外的環境であり今までの生活習慣、と捉えると確かに大きな変換を迫られて、それが当たり前だと思っていればいるほど納得がいかない。
だけど、私たちの今までの生活は、そもそも物凄く危うい綱渡りみたいな超高度なバランスの上に成り立っていたという大前提があります。
おかしいおかしいなんだかおかしい、と思いながら、便利なもの、簡単なものに流れて、結果自分の目に見えないところに大きな負担をかけている…
COVID-19でこんな風に気づけたことは私にとって大きな収穫。
このことで、じゃあ、私にとっての最優先事項って一体何か?と考えた時、それは、
自分の中の平安と調和の存在を信じたい、
という、雲を掴むようでありながら、実現可能と思える願いで、例えば環境デモに参加しようとか、政治参加してみようとか、そういうことではないんだなあ!と再認識しました。
内側のバランスが安定していれば、外側が荒れ狂っていても自分を保つことが出来る。自分を保つことが出来れば、自分の周りを気遣うことも出来る。
という具合に、外側を変えるより内側から変わる方が、物事を「善き形で」成し遂げられる可能性が高いと思います。
そして、YOGAをする人たちは基本的にこういう考えを共有できるとも思っていまして、気がついたら、まず「自分を大切にしよう」と考えている人たちが近くにいる。
コロナ禍で対面できなくても、ちゃんと新しい出会いや再会がある。
収入が減ったり、運動不足気味で体重増えたり、油断して転んで怪我したり、とマイナス面もたくさんあるけど(ノωヽ。)゚
だけど、こんな状況でもYOGAを選ぶ人、YOGAを続ける人と繋がっていられるのはすごく幸せです。
一般的に、ストレスの大半を占めるといわれる人間関係に悩まなくて良いなんて、それだけでラッキーなこと。
思考する時間と豊かな人間関係をくれたということだけで、私はCOVID-19に恩恵を感じます。
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