1972年版「IMAGINE イマジン」(映画感想)
今年はジョン・レノン生誕80周年、そしてダコタ・ハウス前で殺害されてから40年にあたるということで、「IMAGINE」が劇場初公開されました。
ちょっとややこしいのですが、「IMAGINE」という映像作品は2つありまして、有名なのは1988年、ジョンの死後8年経ってから劇場公開された方です(今Wikipediaを見たら、この作品が劇場公開されたのは日本くらいで、他の多くの国ではビデオスルーだったらしい)
今回観たのは、これじゃない方の「IMAGINE」で、もともとはTV映画。ジョン&ヨーコが製作・監督したMTVのような作品で、かなり前衛的です。
特にヨーコは神秘的というか…単純に怖い… (゚ロ゚;
この怖さ、得体の知れなさにジョンが引っ張られているようにも見えます。
この2人の共同作品って、どこまで同じ感覚を持っているのかよくわかんない。
違う個性がぶつかり合ってスパークしてるという感じでもない。
ただただ2人の存在そのものが巨大化している印象…それが1番凄いことなのかもしれませんが。
なのでこの作品そのものにはストーリーは特にありません。
2人の歌声とイメージ映像が延々流れるだけ。だけどところどころにドキュメンタリーというかメイキング映像が挟み込まれて、ジョージ・ハリスンやフレッド・アステアも登場します!アステアはなんで出たのかよくわかんない。2人のスタイルとは対照的な存在だと思うけど、優雅にヨーコをエスコートしていました。
ヨーコのファッションや表情があまりに独特なので、ついつい彼女に目がいってしまうけど、そのあとジョンを見るとなんだかホッとします。やっぱりジョン・レノンはメジャーでポップな存在なのだと思わされます。
そして「IMAGINE」はやっぱり名曲だなあって。
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