「ノッティングヒルの恋人」(映画感想)
ハリウッドの人気女優と冴えない書店主の恋の行方をジュリア・ロバーツ&ヒュー・グラント共演で描いたロマンティックコメディ。ロンドン西部のノッティングヒルで小さな書店を営む男性ウィリアム。ある日彼の店に、ハリウッド女優のアナが訪れる。その後、ウィリアムは街角で偶然アナとぶつかってジュースをかけてしまい、近くにある自宅で彼女の服を乾かすことに。アナは不器用だが誠実な彼に惹かれ、2人は恋に落ちるが……。脚本は後に「ブリジット・ジョーンズの日記」「ラブ・アクチュアリー」などを手がけるリチャード・カーティス。エルビス・コステロがシャルル・アズナブールの名曲をカバーした主題歌「She」も大ヒットを記録した。(「映画.com」より)
「午前十時の映画祭」での上映を見逃してしまったのですが、今、塚口サンサン劇場でやってくれてます。
1999年公開なので、もう22年前の作品!
ヒュー・グラントはこの数年前に結構大きなスキャンダルで話題になってたから、1度美青年から降りた感じでした(≧Д≦)。
この作品で、今迄とは違う、所謂気の弱いダメキャラを演じて、それが妙に嵌ってて、面白かった。
だけど、当時は主人公2人…ジュリア・ロバーツとヒュー・グラント、それからせいぜいヒューの同居人くらいしか印象に残ってなくて、本当に王道ラブコメって記憶しかなかったんですが、今回観直して、他のキャストの豊かさに驚いた!
イギリス映画っぽい自虐感と拗らせ感もあります(イギリスとアメリカの合作らしいけど)。
細かい部分はすっかり忘れてしまっていたけど、ジュリア・ロバーツの役名が「アナ・スコット」という所で、あ~そうだった!アナ・スコット!覚えてるよ!ってなって、あとは自分の記憶とのすり合わせ(ㅎ-ㅎ;)
アナ・スコットは架空の女優なのに、この作品には実在のハリウッドスターの名前がどんどん出てきます。
お話はとことんファンタジーなのに実名がちりばめられてるとことか、こっちを揺るがしにかかってきてる感じがイイ!
脇キャストもみーんなキャラが立ってて、今だったらスピンオフが次々作られそう。温かくてほのぼのしてるけど、アナとは真逆な地味な世界に生きてる人々。
ラブコメに見えるけど、じっくり味わうと、群像劇のようにも思えてきます。
ヒュー・グラント扮するウィリアムが、アナと一緒に過ごせることになっても、妹の誕生会のことをちゃんと思い出して彼女に言うとか(結局2人揃って誕生会に行く)、彼女が告白しに来てくれてるのに、お母さんからの電話を断り切れないとか…そういう、自分の足元を大事にするところにアナは魅かれたんだろうなあ…脚本最高!
おまけ。
アナが主演したSF映画のポスターやシーンを見て「ゼロ・グラビティ」とか、あと、Michael Jackson&Janet Jacksonの Screamっぽい!と思いました。
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