「BELUSHI ベルーシ」(映画感想)

1983年に急逝したジョン・ベルーシのドキュメンタリー映画。

死亡記事はリアルタイムで見て、当時は「ブルース・ブラザース」ヒット後の余韻というか、例の黒いスーツにサングラスがずっと流行ってる感じがしてたから、ものすごくびっくりしました。

「ブルース・ブラザース」は、当時も今も大大大好きな映画で、何十回観てるか分からない…劇場で特集上映があれば必ず行くし、ビデオからBlu-rayまで、新しいバージョン出ては買う。

この映画を観て、初めてアメリカの「サタデー・ナイト・ライブ(SNL)」というTV番組を知りました。

映画のヒットの後、このTV番組のアンソロジービデオが日本語字幕付きで出て、何回もレンタルした記憶があります。

今回のこのドキュメンタリーに入っていた「チキンにかぶりつくエリザベス・テイラー」とか、有名なサムライのネタとか(ビデオでは確かベルーシ演じる侍が奇声を上げて刀でサンドイッチを斬る、という「サムライ・デリカテッセン」というネタが入ってた)…好き放題遊んでる感じで面白いしカッコいいなあ、って。

この「BELUSHI ベルーシ」は、ブルース・ブラザースで世界的なスターになる前の軌跡もじっくりと見せてくれて、初めて知ることが多かったです。
SNLで、最初のシーズンでは、チェビー・チェイスに美味しいところを全部持っていかれて悔しい思いをしていたとか、高校時代の彼女とずっと付き合っていたとか…

「ブルース・ブラザース」のメイキングで、彼が大酒飲みで、奇行の持ち主だったことは語られていて、破滅型の天才だったんだな、とは思ってたけど、恋人に、縋るような切ない手紙をたくさん書いていたこととか知らなかった。

SNLで破天荒な振る舞いをしていたり、ブルース・ブラザース(映画じゃなくてバンドとしてのステージの方)で、本当に側転してたり…映画の中のベルーシはポップでそれなりに洗練されているけど、そこに行きつくまでの芸は「斜に構えたやけっぱち」感が凄い。

ダン・エイクロイドとの友情も胸に来ました。

ベルーシの死後、性格俳優として活躍したダン・エイクロイドも好きだけど、このドキュメンタリーや、「ブルース・ブラザース2000」公開時のインタビュー映像を観ると、彼がベルーシに去られた後の喪失感がもう・・・((+_+))

この2人の関係性って時代関係なく、ずーっとカッコいい気がする。

光と影のコントラストが大きすぎて、観ててクラっとするような作品でした。

エンドロールの奥さんの歌声も尾を引きます。

ゆとりらYOGA

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