お正月&親の介護前哨戦
2022年が始まってもう20日以上過ぎてしまいました…。
1月は何日間かレッスンのお休みを頂きました。その間のことを自身の覚え書きとして記しておきたいと思います。
私の両親(埼玉県在住)が、大晦日から京都に旅行に来ていまして、新年2日に私達と食事でもしようということになりました。
ところが当日、母にLINEしても既読にならず、「?」と思いながらも2人の滞在ホテルに行ったところ、父が「お母さんが今朝から眩暈がすると言ってずっと寝てる」と。
もともと眩暈を起こしやすく、処方薬も持って来ていると言っていたので、旅の疲れが出たのかもね、まあゆっくり寝てなよ、ということになり、会いに行った私たち家族も同じホテルに1泊しました。
ところが翌日になっても薬は効かず眩暈がずっと続いてる、ちょっと動くだけでひどくなる、と言って。
ホテルに聞いて緊急診療してくれる病院にタクシーで連れて行きました(近くて助かった)。
診てくれた先生が、深刻な症状ではないですね、という感じで、簡単な検査と新しいお薬を出してくれまして、埼玉に帰ったらかかりつけの先生にも診て貰って下さいね~ということで、ホテルに戻りましたが、母の眩暈は一向に収まらない。
この辺りから、無事に埼玉に帰せるのか?という不安が皆の間に漂ってきまして…寝込んでから殆ど何も食べていないし、横で見ていても明らかに体力を消耗しているし。
そしてホテルのチェックアウトは5日。どうするか…。
父とも相談の結果、母を西宮市の我が家の近くの病院に運んで、入院をお願いしようということになりました。
京都から兵庫までの1時間程がめちゃくちゃ長く感じましたが、ぐったりする母を運び込んで、紆余曲折あったけど、なんとか入院させて貰うことが出来ました。
母の病名は「良性発作性頭位めまい症」といいまして、必ずしも高齢だからかかる訳ではないし、安静にしていたら良いという病気でもない、むしろ頭(耳の中)を動かさないと回復しない、ということでしたが、とにかく当人は相当に辛いし気持ち悪いし、動きたくないらしいのです。
動かないから筋力が落ちるし、食欲もわかない、ただただ寝てるだけ。
結果、3日間の入院で栄養剤と眩暈止めの点滴で回復はしましたが、その間、父に、ここ1年程の生活状況を聞き、両親の生活が、「老い」と「コロナ禍」のWパンチで、大きく変わってしまっていることに気づかされました。
コロナ前は月1回ペースで、母とそのお友達グループにYOGA指導に行って、その後も緊急事態宣言下の隙間を縫ってちょいちょい帰ってはいました。
けれども、娘が来る時には「非日常」という感じで張り切っていたようで、それ以外の時間で、QOLがゆっくりと下向きになっていったのだと思います。
退院後は、東京から迎えに来た弟と私とで、母を埼玉まで送り届け、その流れで、実家の家族が全員集まり、久しぶりにじっくりと話をしました。
共に80歳前後の両親は、今回の事が、誰にでも来る終末期について具体的に考えるきっかけになったようです。
それに向き合わないといけない日が必ず来る。
本当は年齢に関係なく、その日は明日かもしれないし1分後かも知れないんだけど。
だから私も具体的に考えないといけないんだけど。
母は少しずつ体力が戻って来ていて、ほぼほぼ以前のような生活がおくれているようです。
しゅっちゅう電話で話しますが、声にも元気が戻ってきたし、東京在住の妹が定期的に行ってくれてるので安心。
親の存在が大きく揺らぐ時にこそ、YOGAやヴェーダーンタの智慧を実践!と頭では思いつつも…いやあ!難しい!
ただただ大好き!なだけではない、勿論好きだし感謝もしてるけど、深く思えば思うほど愛憎半ばする感情が浮かんでくるのが、私にとっての母親という存在です。
そんな存在に、感情と感覚を引き離して向かい合うことの難しさ…
今回は数日の出来事で済んだけれど、こうやって今後も、病気や怪我やその他のアクシデントで、自分は試されていくんだな、と感じます。
そして、いよいよ、というその時は神様が決めてくれる。その時その瞬間に、残される自分がどうふるまい、どういう感情を持つかまで、全部試されている。
そして自分は今、勝手に自分が「残される側」と考えているけど、そんな保証はどこにもないんだということも、忘れてはいけないと思います。
2022年の年初めに、いつ、どこで、何が起こっても不思議はない、ということを、母の病気で教えて貰った思いです。
そんな訳で、1月の上旬は何回かレッスンのお休み頂きましたが、もう通常モードに戻っております!
リアル、オンライン共にご予約承っておりますのでお気軽にお問合せ下さい。
2月のスケジュールもUPしました。
コロナ禍がまだまだ続きそうです。
心身の健やかさを維持するために、YOGAはとても効果が大きい技法です。身体が硬い、初心者だから…等、まったく心配いりません。
ご自分の内側を感じ、観察する時間をご一緒致しましょう。
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