こねこたちが我が家に来るまで ①

2022年4月、我が家に、生後約1か月の黒猫が2匹やってきました。
これは大変大きな出来事で、約1年3か月ぶりに猫と同居することになりました。

2021年1月に、20年以上一緒にいた茶トラの雄猫、「コパン」が天に還りました。

東京・新宿の里親さんに引き取りに行き、下北沢→調布→兵庫県西宮市内で3軒、と合計5回も住まいを変えての20年。

若い頃に尿道結石で苦しんだり、晩年は甲状腺の数値が悪かったり…それでも長生きしてくれて、市の長寿表彰を2回も受けました。

コパンが亡くなる3年前には犬の「みねち」が17歳で逝っていたので、2匹ともいなくなった後、家族で何となく、ぽかん…としてしまって。

私は正直、すぐにでも次の子を迎えたかったのですが…夫婦の年を考えたら、次にくる子がきっと人生で最後の家族になるだろうし、何より、小さくてあたたかな生きものの感触がない生活は本当にしんどいと思って。

けれども主人は、「もうコパンとみねちの思い出だけで良い。あの子達よりいい子にはきっと出会えないから」「もし次の子を飼うにしても、1年は喪に服したい」と言いました。

2021年はコロナ禍で在宅期間も長く、ふとしたことから彼らの事を思い出してほろっとする時間が長かったです。

でも、今年に入って…つまりコパンが逝ってから1年が過ぎて、主人が「もし飼いたいならいいよ」と言ってくれましたので、それまで保護猫の情報をくれていた友人達にも改めてお願いし、もし良い縁があれば、と祈っていました。

コパンとよく似た茶トラの子を紹介してもらったりもしたのですが、距離が遠かったり、近所の友人が声をかけてくれた時にはまだ喪が明けてなかったり・・・お話は頂いても「縁」には繋がっていけなかった。皆さんごめんなさい。

私は、ペットショップやブリーダーさん経由ではなく、保護された子を迎えたい、という個人的なこだわりがありまして。

どういう経路であっても、尊い命には変わりはないんですが…でも、コパンは「子猫あげます」の貼り紙から、こちらが選べたのではなく、「ハイ、この子どうぞ」と引き渡されたし、みねちは埼玉県の譲渡会で、最初の希望とは違う子を引き取ることになったし…どちらも思いがけない出会いで我が家にやってきて、結果めちゃくちゃ長生きしてくれた。

雑種の強さ、ということもあっただろうし、何より私達夫婦と相性ぴったりでした。

猫の次に犬が来て、最後に人間の子(息子)が我が家にやって来て…猫も犬も息子の世話に一役買ってくれました。
息子が思春期で荒れていた時に、コパンだけは優しくハグしているのを見た時には、本当にこの小さな茶トラの存在に感謝しましたし、みねちは国内の家族旅行にはたいてい連れて行って、山登りやドッグランで楽しい思い出をたくさん作れました。

保護された子達は、1度失いかけた命を救われた、大変強運な存在で、その事を知ってか知らずか、その運や生命力を他者に惜しげもなく分けてくれる、と私は信じているのです。

なかなか黒猫の話にならないな!

少し続きます。

ゆとりらYOGA

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