「エリザベス 女王陛下の微笑み」(映画感想)
今年はエリザベス女王在位70周年だそうで、NHKでもドキュメンタリー番組をいくつかやってました。どれも幼少期や戴冠式、それからチャールズ皇太子とダイアナ妃の映像が満載で興味深かったんですが…
長編ドキュメンタリー映画「エリザベス 女王陛下の微笑み」は、POPで、ほんの少し露悪的で、ところどころ艶っぽい…さすがロジャー・ミッチェル監督!という感じ。
ロジャー・ミッチェル監督作品は、何と言っても「ノッティングヒルの恋人」が有名。
私は、ピーター・オトゥールの遺作「ヴィーナス」がすごく好きです。これもイイ感じで艶っぽいんだ!
ビートルズ、O.ヘプバーン、ディズニーアニメのピーターパン…大画面で観られて嬉しい映像が、女王のアーカイブ映像の間に挟まって、当然のことながら若い頃の女王はとんでもなく美しくて…!
競馬場で自分が賭けた馬が勝って大喜びする場面とか、いつも女王一家の周りに数匹のわんこがいたりとか、すっごく微笑ましい。
良いことばっかりじゃなくて、スキャンダル的な事や、市井の人々の辛辣な感想なんかもちゃんと入ってて、結果、イギリス王室って国民から愛されてるんだなあ、って思いました。
日本の皇室を描いたこういう映画って作られないもんでしょうか?「皇室アルバム」よりもう少しエンタメ要素の多い、ただ、崇め奉るだけじゃない、楽しい作品。観たいなあ!
ところで、黒柳徹子氏の著書「トットのマイ・フレンズ」には、トットちゃんのお友達として、何と、エリザベス女王の夫君、フィリップ殿下が描かれています!
過激なジョークがお好きなことや、トットちゃんがエリザベス女王が来日された際に言葉を交わした爆笑エピソードなど、めっちゃ濃い内容📚
他にもユル・ブリンナーやテネシー・ウィリアムズやゼロ・モステル等がフレンズ(この中に渥美清や坂本九も混じる!)…「トットのマイ・フレンズ」は名著!
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