「ヤマドンガ」(映画感想)
2007年製作の、S.S.ラージャマウリ監督作品で、「RRR」でビーム役を演じたNTR Jr.(通称タラクさん!)主演のファンタジー・コメディ。
タラクさんが若くて細くて、なかなかにダメ人間の役で、ビームとあまりに違うので驚きました。
このタイトルがインパクトあるよね!どういう意味なん?と思ってたら…
ヤマは「死神ヤマ」、つまり閻魔大王のこと。そして「ドンガ」は泥棒とか盗人という意味だそうです。
で、このお話は、タラクさん演じる泥棒が殺されて、冥界で閻魔様の鞭を盗んで王座を争う…という、書いててよくわかんない奇天烈なストーリーなんですが、「ヤマvsドンガ」みたいな意味なんかな~と思いました。
今から16年前の作品で、この間観た「マガディーラ 勇者転生」の更に2年前。
VFXが、ザ・合成って感じで、昔ブラウン管のTVで観た映像のようで懐かしく思いながらも、アクションやダンスは超高速でびっくり!S.S.ラージャマウリ監督らしさが全開で、そのまま、バーフバリ2作~RRRに繋がっているのがはっきり分かりました!
タラクさんのダンスがとんでもなく素晴らしくて、相手役の女性…ヒロインも悪役もダンサー達も…皆同じようにすごい。インドの舞踏っぽい動きからブレイクダンスまで(タラクさんもMJみたいなダンスする…と思ってたら、彼は「インドのマイケル・ジャクソン」と呼ばれていたらしい。納得)とにかく踊りまくる!あっつい❤️🔥❤️🔥❤️🔥
下界と冥界を行ったり来たり、神様達が喧嘩したり、閻魔大王を選挙で決めようとしたり、とストーリーも映像もコントみたい。キャストが皆マンガみたいな演技だし。
でもでも、時折、カースト制度を撤廃しよう!とか、プレマ(愛)はすべてに打ち勝つ!みたいな熱いメッセージが入るので油断出来ません😱
内容があるんだかないんだか分からないまま、笑ったりダンスに見惚れたりしてたら、あっという間に3時間経ってました!
白っぽくてピカピカで豪華で、まるで天国のような地獄に爆笑しました。
冥界での歌と踊りのシーンは、マツケンサンバを思い出させてくれます🤣🤣
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