「ストーミー・ウェザー」(映画感想)
「神戸クラシックコメディ映画祭2024」で、この作品がかかると知って、観てきました!
1943年製作の、オール・ブラック・キャストのミュージカルです。
「ザッツ・エンタテインメント!」「ザッツ・ダンシング!」等の、いわゆるアンソロジーものでしか観たことがないレナ・ホーンやニコラス・ブラザース、それから「ブルース・ブラザース」のキャブ・キャロウェイが観られる希少な作品!
会場は「神戸映画資料館」。存在は知っていたけど行くのは初めてでした。映画関連の本がぎっしりあって、名画のポスターもあちこちに…入り口には大きなキャメラもありました。
行く前には、東京には国立映画アーカイブ(旧:東京国立近代美術館フィルムセンター)があるからその関西版みたいな感じかな、と思っていたら、もっとこじんまりとしていてアットホームな感じ。webによると、個人の方のフィルムコレクションから始められたそうで「民営の機関としては最大規模のフィルムアーカイブといえます。」とありました。すごい😱😱
資料館の奥に38席のシアターがあり、ほぼ満員の中で鑑賞。
ストーリーはのんびりしてるんだけど、なんとこの作品、1時間ちょっとで20曲もの歌とダンスが!
若い頃のレナ・ホーンは本当に美しくて…今まで、歌っている時の姿しか観たことなかったから可憐でびっくりしました。70代の彼女の姿は「ザッツ・エンタテインメント PART3」で観ることが出来るけど、その時はハリウッドでの(というかその時代の)黒人差別について怒りの発言をしています。
後半に、キャブ・キャロウェイが登場してからは、彼が全部さらってく感じで、ずーっとニコニコしながら見入ってしまいました。
大ラスにはニコラス・ブラザースという超技のタップ・ダンサー兄弟が出てきてこれがまたとんでもない❣️🕺🕺❣️
この映画の部分動画がXに上がっていました。劇場版はモノクロだったのですが、このカラー加工きれい~画質もめちゃくちゃ良くなってる。そしてこのシーン(実際にはもっと続くんですが)ファーストテイク、ワンカットだって!信じられない。
1943年には同じくオール・ブラック・キャスト映画の「キャビン・イン・ザ・スカイ」もあってこちらは未見。ソフトは出てるんだけど、今回みたいに、どこかで特集上映をやってくれないか…とひそかに待っています。
今年からはもう、新作映画は追わないで、いつか観たいと思っていた過去作を優先して観る、という方向にシフトしようかと思っています。キリがない😖
それからドキュメンタリーは国内外問わず観たい。
ソフトや配信も良いけど、やっぱり映画館が好きです。
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