地下鉄サリン事件から24年
24年前の3月20日は、オウム真理教による地下鉄サリン事件が起こった日。
同じ年の1月には阪神淡路大震災があったし、災害や事件と紐づけて、その頃の自分がどうだったかを鮮明に思い出せます・・・
24年前は、自分がその後YOGAを始めて「OM」の本当の意味を学ぶことになるなんて思ってもみませんでした。
「OM」は「AUM」=オウム(アウム→オウム) です。
「ア」が誕生(過去)
「ウ」が維持(現在)
「ム(ン)」が破壊(未来)
誕生、維持、破壊は、それぞれヒンドゥー教3柱の神が司ると言われてます。
シヴァ神、ヴィシュヌ神などの神の名前を聞いたことある方もいらっしゃるのでは?
創造神はブラフマー、保護神はヴィシュヌ、破壊神はシヴァとも言われています。
この世のすべてのものは、ある日この世に生まれ、ある期間この世で過ごし、そしてある日必ず死ぬ。
「破壊」というのはこの世を去ることを指し、それは、誕生と維持の先にあり、その破壊の先はまた誕生がある。
輪廻の1つに過ぎません。・・・これがヒンドゥー教(や仏教)の考え方です。
宗教とは、決して怪しいものではなく、現世を辛く苦しいと感じる人や、人生により深い意味を見いだしたいと思う人に大きく開かれた桃源郷のようなものだと思います。
今の「当たり前」が、本当は「当たり前ではない」のだと気づいた時、その人は信仰の扉を開くのだと思います。
※私が思う「宗教」は既存の宗教団体に属することではなく、偶像を拝むことでもなく、ただ、自分の中の「神さま的な何か」に気づくことであり、お金や贅沢品よりも大切で確かなものを信じるということです。
ところで。
もうすぐ平成が終わり、阪神淡路大震災もオウム真理教の存在も、どんどん風化しています。
この24年間(というか体感的にはここ5年位)で、メディアの種類が劇的に増えて、情報にコントロールされずに生きるのは大変だなあ、と実感・・・。
大人だって翻弄されがちなのに、そんな大人につき合わされ、抵抗できない子ども達はかわいそう(>д<。 o)
オウム真理教の悲劇を思う時、心の中に、しっかりと根を張り、ぶれないしっかりとした幹を育てることの大切さを思います。
最近読んだ本。信州大の修士課程にいた著者が信者になり、そして自身の意志で脱会した経緯ががっつり描かれています。大変な経験をしたけど、加害者にならずに済んだある意味とても幸運な人だと思う・・。
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