映画「主戦場」を観ました。

ドキュメンタリー映画大好きなので、この映画が公開時から何かと話題だったのは知っていました。
ところが、あれよあれよという間にあちこちで取り上げられ、取材された出演者のうちの数名が抗議声明を発表し、上映中止を求めるという事態にまでなってます。

なんかすっごく面白い展開になってるwwと思い、シアターセブンで観てまいりました!

日系アメリカ人映像作家ミキ・デザキが慰安婦問題をめぐる論争をさまざまな角度から検証、分析したドキュメンタリー。慰安婦問題について、デザキの胸をよぎるさまざまな疑問。慰安婦たちは性奴隷だったのか、本当に強制連行はあったのか、元慰安婦たちの証言はなぜブレるのか、日本政府の謝罪と法的責任とは……。この問題を検証すべく、日本、アメリカ、韓国、肯定派と否定派それぞれの立場で論争の中心にいる人びとに取材を敢行。さらに膨大な量のニュース映像や記事の検証を交え、慰安婦問題を検証していく。
(映画.comより)


「表向き」の題材である、従軍慰安婦の存在については、監督はあったともなかったとも言っていない。
とはいえ、右派の人達をはっきりと「歴史修正主義者」と表現しているのは、監督が左寄りな思想を持っているのか、はたまた、彼らの意見があまりにもあんまりな代物だからあえてこういう過激なレッテル貼りをしたのか…

そうなんです。この作品、従軍慰安婦問題は主に前半のテーマではありますが、それはフックに過ぎず…後半からは何とも空恐ろしい様相を呈していくのです。

その「歴史修正主義者」の人達は皆、嬉々として、人としての常軌を逸するような発言を連発している。本当に生き生きと、楽しそうに、自信を持って。

日系アメリカ人で当時、上智大学院生だった監督から、卒業制作映画のために、という取材の申し込みを受けた彼らは、何も知らないアメリカの若者が自分の意見を聞きに来た、ということで、口が滑りに滑ってる感じ。ひどい。

杉田水脈議員の出番が多いんだけど、私が見た回では、彼女が出てくると場内からため息というか失笑というかシー音というか…「もうしゃべんなやー!!(激怒)」みたいな空気が凄かったです。
映画観ててこんな雰囲気味わったの初めてでした!( T_T)


ラストもすごい。
これ、ぜひ投票日前に観てほしい。

アホなふりして怪物たちの懐に飛び込んでいったミキ・デザキ監督が1番怖いかも…!

ゆとりらYOGA

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