「太陽公園」(姫路)に行きました
新年2日から、2泊3日で夫婦で旅行してきました。
我が家には今年20歳になる老猫がいて、たぶん彼がいる間は家族で海外旅行は難しいだろうと(若い頃に何回かペットホテルに預けたことがあるけどたいていそこで体調壊す)。
今回は16歳の息子が旅行不参加を表明したので、それなら猫よろ!と大人2人旅。
1人減っただけなのにこの解放感なに…というくらい堪能しました!
兵庫県に住んで15年以上になるのに初姫路城。
プラモ作りたくなる人の気持ちわかる~…可愛らしくて美しい。
さて姫路でのハイライトは、成り行きで吸い寄せられるように入ってしまった「太陽公園」です!
山間にどーんとそびえたつヨーロッパの古城を見て、おっかなびっくり近づいてみると…
なんなん?
??どっかの宗教団体??
入場料大人¥1300。高いのか安いのか…でもまあ映画の国や鼠さんの国よりうんと安い。
謎
謎謎
お土産屋さんや受付のスタッフさんが障碍者の方だったり
こういう展示があったり
見ながら、これとあれとそれがどう結びつくのかホント分からなかったんですが…
お城の次は少し歩いて「石のエリア」へ。
世界各国の遺跡や建造物のミニチュア…といっても2/3縮尺くらいらしい。十分大きい。…が次々現れます。
どんどんおかしく、いや、面白くなってくる!
そして面白さより感動ゲージが上がってくる!
なんかよおわからんがすげえ!
もう世界旅行行かなくても良い!ここで良い!
で、この広大なエリアのあちこちに、授産所や、障碍者の方が運営するパン屋さんや喫茶コーナーがあるのです。
なんというのかなあ…面白いんだけど、ふいっと揺さぶられるんですよね。
ここ、ハチャメチャだけど生半可なポリシーではないよなきっと、という。
石のエリアは広い広い。行く方は歩きやすい靴をおすすめします。
奥まで行くとどんどん登り坂。
その先に「鶏足寺」という、こちらはミニチュアではなく本物のお寺が。
現れた住職様によると、もともとの建立は西暦200年代とのこと。
それって弥生時代くらいですよね…大化改新よりも、何より仏教伝来よりもずっと前ですよね?
でもそういう言い伝えがあるそうです。
羽柴秀吉がこのお寺を焼き払い、廃寺になったのですが、この太陽公園のオーナーの方が再建されたそうで。
ちなみにこのお話中、住職様は
「焼き討ちなんてむごいことしたらいけません」
「皆殺しなんてそんなひどいことしたらいけません」
と、つい最近焼き払われたかの如く、大変熱っぽく語って下さいまして…胸に沁みました!
こちらの公園は、社会福祉法人の経営で、創設者は、その生涯を福祉に捧げた方だそうです。
だから公園の中に福祉施設があり、この公園自体が障碍者の方の就労の場となっている、と。
検索かけていろいろ見てみたら、この公園の総工費約160億円\(◎o◎)/
回ってみれば入園料¥1300、めちゃめちゃ安いです!
なかなかに辺鄙でワイルドな場所にありますが、ご興味ある方、ぜひ1度行ってみて下さい。コスプレで写真も撮り放題みたいです。お好きな方、おススメです!
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