ドキュメンタリー映画「マンガをはみだした男 赤塚不二夫」を観ました。

今年4月からポレポレ東中野で封切られてるドキュメンタリー映画。やっと、大阪のナナゲイに来てくれたので観に行ってきました!



私はリアル赤塚世代で、少女マンガ(というか少女向けTVアニメ)の原体験がアッコちゃんだったりします。今回この映画を観てて改めて思いだしたのは、自分の中の“女子力”は、アッコちゃんを観てた頃がピークだったってこと・・・コンパクト買ってもらったしね!

・・・調べたら3歳位の時でしたヽ(´∀`。)ノ


ア太郎とかバカボンとかもTVで観て、その後原作漫画に触れて、それがあまりにぶっ飛んでたんで、夜、悪夢を見たりしました・・・原作漫画は何ともブラックで絵が怖い時があったんですよ・・・

その後、タモリとか山本晋也カントクとか高平哲郎とかと変なコトしてたり、猫の菊千代とTV出たりと、漫画家というより「いつも酔っぱらっててへらへら楽しそうにしてるおじさん」的なキャラになって、気づいたら、この世からいなくなっていた・・・もう亡くなって8年になるんですね。


赤塚不二夫という人は、「笑わせたい」というより「笑われたい」一心でエロやナンセンスに走ったようで、このドキュメンタリーのコピーが「笑ってくれれば死んでもいい!!」でした。そして、そのエネルギーは漫画だけでは収まりきれなかったみたいです。


この映画では、「没法子(メイファーズ)」という中国語がキーワードとして出てきます。

これは、仕方ない、とか、どうしようもない、という、意味だそうですが、これが、中国で生まれた赤塚氏の座右の銘であり、例の「これでいいのだ」に繋がってると知って、この人の作品群も人生もこの言葉に裏打ちされたものだったんだな・・・改めて、赤塚先生ありがとう!って思いました。

思えば私の世代は、手塚治虫氏も赤塚不二夫氏も藤子不二雄氏もリアルタイムで読めたわけで、つくづく幸せだなあ、と思います。

で、エンディングテーマをタモリが歌ってて、しかも「ラーガ・バガヴァッド」って曲で、赤塚先生インドラ神みたいになってました!すごい・・・生前はある意味yogiだったんですね!

(お酒と女性には執着しまくりだけど、お金には全く執着しなかったって。莫大な収入があったはずなのに、スタッフに横領されたり、お店やビジネスを次々潰したり・・・亡くなった時は全部使い切っちゃってたらしい)


↑30秒しか聴けなくて残念・・・


おまけ

このドキュメンタリーは、関係者が次々出てきてトキワ荘時代やフジオ・プロ時代を偲ぶんですが、水野英子や土田よしこ、田村セツ子が出てきたのはびっくり!なんか伝説の漫画家ってイメージが強いので。

あと天才アラーキーが昔のイメージそのままで出てきて(髪は白くなってたけど)元気いっぱいにコメントしてたのに感動しました!












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