統合失調症の方に向けたヨーガについて


数か月前から、ある医療施設で、統合失調症の皆さんへのヨーガ指導を勉強させて頂く機会があり、それを機に、所属する日本ヨーガ療法学会のDVD研修を受講しました。

患者さんへの接し方や、指導の技法だけでなく、何のための動きや呼吸法なのか、指導者はどこに向かうべきか、等々、深いお話がたくさん聴けました。

また、講師の方々や、DVD内での参加者の体験談にも、驚いたり笑ってしまったり…


私自身は、統合失調症と診断された方とYOGAをしたことはないのですが、うつ傾向が強く服薬している方や、更年期障害から精神的に不安定になる方などは、よくYOGAにいらっしゃいますし、年々その数は増えているように感じます。

精神的な不調を自身で認めて、きちんと言葉にして、更にYOGAでもやってみようか…という思考になるのが本当に素晴らしい。

本当に辛いのは、自分の精神の不調和を認められないことなんじゃないか、と思うので。

そういう意味では、心療内科が増えたり、メンタルケアに関する一般書籍が売れたりするのって、良い傾向なのかもしれません。不調を自覚するハードルが下がるし、早く気づける、ということもあるかも。


今から10年ほど前、斎藤道雄氏の「治りませんように」という本を読んで衝撃を受けました。これがきっかけで、「精神疾患の人達」と「一般の人達」との境界線が自分の中で淡くなっていったように思います。

その境界線は、今の「社会」が基準になっているからだなあ、と。なら「社会」が変わればいいのに、と。

だけどその社会は自分が作っているのだから、ということは自分が変わらなければいけないのか、と。

昔から大好きな漫才の「松本ハウス」の著書もすごく響きます。

ゆとりらYOGA

兵庫県西宮市の自宅スペース他、あちこちで、ヨーガ療法を主体にした YOGAをお伝えしています。 お問合せは、下のメールフォームか、 yutorelayoga☆gmail.com(☆を@に変えて下さい) までどうぞ。

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