古書「医心方」と YOGA

タイトルに魅かれて録画してあったNHK番組「ハートネットTV 心悩むあなたへ 古の東洋医学からのヒント」を見ました。

30分の短い番組でしたが、すごく面白かったです!

「医心方」全30巻は、現存する日本最古の医学書と言われていて、著したのは、丹波康頼(912~995)という平安時代の宮中医官の鍼博士。


とにかくYOGAの智慧と重なるところがばんばんです。

YOGAの歴史は紀元前から始まっていて、日本に渡ったのは800年頃と言われていますから、900年代生まれの丹波先生が知っていたという事実があるかないか・・・(‘v`◎)


古書「医心方」を翻訳された作家の槇佐知子さんの解説。

人の身体は一国を象徴している

精神活動をするものが「君主」  五臓六腑が「臣下」「諸侯」です 手足が「民」なんです

君主(精神)が、世を治めていれば 諸侯(五臓六腑)も民(手足)も平和に暮らせる

君主(精神)が誤った考えを持っていたり 行いをする人だと

諸侯(五臓六腑)が背くし、民(手足)はバラバラになって

思い通りに身体を治めることができない

治療の根本は精神衛生にある


・・・これは、聖典カタ・ウパニシャッドに書かれている「人間馬車説」と酷似しています!

YOGAでは人間の心身を10頭立ての馬車に例えていて、その10等とは、5頭の馬に象徴される5つの知覚器官(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)と5つの運動器官(手/授受器官・足/移動器官・生殖器・排泄器官・発語器官)を指します。

これらが医心方で言う「民」とその上の「諸侯」ですね。

そして、手綱は馬たちと御者との間での情報の授受を伝達する役割で、それを操る御者が「君主」にあたります。

ウパニシャッドでは、更に御者の後ろに「我執」と「心素」という心の奥深い部分が控えているという説明が続きますが・・・これは、君主の頭の中というイメージでしょうか。

要は、身体というのは、心・精神の在りようによって大きく変わる、ということだと思います。精神が健やかであることが健康の源にあるということ。


「医心方」27巻は養生訓になっていまして、次のような言葉が出てくるそうです。

何でも少しで良い、ということですね。ほどほど、というか、いい塩梅、というか。

(個人的には「少語」「少悪」あたりが好きです!)

ここでも槇佐知子さんの解説。

知足安分 繁栄しすぎたものは枯れてくる

繁茂しすぎると、枝葉も剪定

(人間は)心で剪定して暮らさないと

欲望のコントロールが これからの課題


番組内では、「YOGAの呼吸にも通じる」と紹介があったうえで「腹式呼吸」も取り上げられていました。

他にも東大病院の先生の言葉とか、まんまYOGAじゃん・・・ってお話がいっぱいあったんですが(30分間で凄い情報量!)

改めて、古くから今まで生き残っている教えは、やはりそれだけの理由と必然性があるのだな、と強く思いました。

再放送を何回かやったようです。少し待っていたらまた放送されるかも・・・。


ゆとりらYOGA

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