新年に読む「神の詩」
年末、敬愛するSwami Medhasananda師より、「ギーターの2章の3節を読んで下さい」というメッセージを頂きました。
バガヴァッド・ギーターの翻訳は何冊か出ていますが、私が持っているのは以下の4冊。
そして、最近1番親しんでいるのが、最後の「神の詩 バガヴァッド・ギーター」です。
文体が高貴で、それでいて解り易くて、音読する時に、舌も耳も心地いい~!
瞑想の前に、適当にページを開いて飛び込んできた文章を音読するのが日課になりつつあります。
たとえ短い時間でも毎日行うのが、今年の目標の1つです。
YOGAマット、ブランケット、シンギングボウル、バガヴァッド・ギーターが
今の私の瞑想4点セット。
さてギーターの2章の3節とは・・・
「プリター妃の息子(アルジュナ)よ!そんな態度は男らしくもないし、まったく君にはふさわしくない。さあ、弱気を捨てて立ち上がりなさい。敵を撃破する勇者(アルジュナ)よ!」
というもので、
要は「くよくよするな。逃げずに立ち向かえ!」と鼓舞する言葉なのですね。
これは何も、ケンカ売りなさい、とか、単純に相手をやっつけろ、とか言う意味ではなく・・・
自分の前にある障壁や苦しみから逃げず、真っ向から受け止めなさい、ということなのだと思います。
一見、受動的に見える態度であっても、「受け止める」という行動をとっている時点で、戦っているのです。
そんな風に、日々、心穏やかに慎重に戦うというのが、誠実な生き方であると思います。
まず、自身に対して誠実でありたい。そしてその誠実さを家族や近しい人たちに。そして全ての人達に。
見ない振りやなかったことにするのではなく、受け止めること!
今年は、いつもきちんと受け止めて、戦うことを拒否しない生き方をしたいです。
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