8月15日
今日は終戦記念日。
母方の祖父はフィリピンで戦死しているので、ニュースで追悼式報道を見る時は、軍帽を被った祖父の写真を思い出します(私が知る祖父の顔はこの写真1枚だけです)。会ったことはなくても、この祖父がいなければ私もいないのだと思うと、もっと頻繁に思い出して悼まないと、と感じます。
戦争は絶対許さない!のは自明の理としても、現実はどんどんキナ臭い方向に進んでいるようですね。でも、世界の動向は個人の内面の合わせ鏡だと思うので、きっと善き道に軌道修正されると信じます。
さて、現在、息子が5日間ほどキャンプで出ているので、家の中は静かで穏やかです。
・・・とはいうものの、息子は比較的おとなしい方で、家にいるからといってぎゃあぎゃあうるさいという訳ではない。
つまり、息子をいつもチラチラと気にして、つい口出ししてしまう自分がうるさいのだと気づきます・・・ヾ(。`Д´。)ノ
中3の息子は受験を控えていて、例年以上に母も口うるさくやいやい言ってしまう。
でも、もっと彼を信じ、どんな進路を行こうとも、そのことを喜べる母でありたいなと思います。
このタイミングで、Twitterで下のような名言を見ました。
苦しみを取り除くために、
主に祈ってはならない。
苦悩に耐えるための耐久力と
忍耐力をお与えくださるよう祈りなさい。
(スワミ・シヴァーナンダ)
「~が叶いますように」「~が回避できますように」という類の祈りは、自分の外側が変わってほしいと望むことですよね。でも、どんな状況にあろうとも、そのことを受け止めて、喜べる自分になれるよう努力する方が、成功率(?)高いと思います!
せいいっぱい努力して、あとは神様にお任せ!という境地に近づきたいです・・・つい、最初の努力のところからつまづいてしまうことが多いので(๑⁺д⁺๑)
こんなことをしみじみ思うのも、この時期に、息子と少し距離を置く時間を持てたから。
おかげで、のんびりしたり、積読本をぱらぱらしたりできました!
そうそう、この間「午前十時の映画祭」で、久しぶりに「麗しのサブリナ」を観たんですが、やっぱりO.ヘプバーンの美しさは驚異的でしたよ。B.ワイルダー監督のコメディはどれも洒脱で大好き(´∀`艸)
B.ワイルダー氏はドイツ系ユダヤ人で、母親はアウシュヴィッツ強制収容所で亡くなっています。
戦争で大きな傷を負った人なのですが、作品は軽妙でシニカルで、でも、「第十七捕虜収容所」なんてそのものズバリの作品も撮ってたりして(しかもそれがコメディで!!)・・・
評伝などを読むと、ワイルダー氏の作風は、やはり戦争体験が大きく影響しているらしい。
戦争は嫌だし、子どもを戦地に送るなんて考えたくもないけど、やっぱりすべては個人の祈りと信念が現実を作るのだと思う。
だから、今現在の、少なくとも自分の周りの平穏な日々に感謝だなあ、とじんわり思う8月15日。
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