「大名古屋狂詩曲」(映画感想)

ただいま、大阪・シアターセブンで特集上映中の「東海テレビドキュメンタリーの押売り」(合計27作品・22プログラム)

東海テレビのドキュメンタリー作品大好きで、マイベストは「人生フルーツ」!
今回も観てきました。

どの作品もソフト化されてないので、こういうイベントで観るか、日本映画専門チャンネルに加入するしかない…


で、今回初見だったのが、去年の夏にテレビ放映されたという
「大名古屋狂詩曲(ラプソティ) 総理をねらう男と、民主主義」!

名古屋市長の河村たかし氏に密着したドキュメンタリーで、この人の出自から、政党を乗り換えながら総理の座を狙い、そして名古屋市長4期目の現在までをみっちり追っています。

あいちトリエンナーレから始まった、愛知県知事リコール署名偽造事件も詳しく描かれていて、あまりのお粗末な顛末に呆然としました。逮捕された事務局長の存在が本当に物悲しいというか…。ザ・忖度を映像化したような展開で、この後、河村氏が4期目の市長当選を果たすのが信じられない。

ただ、得票数はじりじり下がっていて、4期目は初当選の時の半分近くになっている。それでも勝ててしまうってとこが凄い。圧倒的な知名度とキャラの勝利、でしょうか。
(ちなみに金メダル齧り事件は、この市長選の後の出来事です…)

河村さんというのは、自分には、国会議員だった時の印象が強いです。気づいたら名古屋市長になってて、名古屋弁がどんどん強くなってて、この映画観たら、今や何を喋っているのか、半分くらいは聞き取れない状態になっておりました😑

若い頃の映像で「政治家は1度やったらやめられない。政治というのはある種の病である」というようなことを言っていて、単なる権力ではなく、政治家として得る地位に魅せられてしまったのだろうか、と感じました。

まあ、良くも悪くも、正直で表裏のない、思い立ったらすぐ実行!的な性格で売っているんでしょうが、自分が名古屋市民だったらうんざりするかも…給料が日本一安い市長、とか言われてもなあ。

この作品は、去年の市長選当選後にテレビ放映され、この内容について本人が「酷すぎる。こういうことを公共の電波使ってやる必要があるのか。」とコメントしたそうです。

そしたら、その怒りの会見がラストに入っててwww

そしてそして、1番最後のクレジットがまた凄くて!ここで場内爆笑になりました。
どこまでも茶化して洒落のめす。だけど相手は権力者だから、観てるこっちの胸も痛まない。強者に一刺し!という感じで爽快でした。

ゆとりらYOGA

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