「RRR」(映画感想)
先日観た「バーフバリ」の、S・S・ラージャマウリ監督の最新作「RRR」。ネットのレビュー見たらものすごく評判がいい。3時間という超大作で、トイレも心配(!)だし、行けるかな…と思っていたんですけど、一緒に「バーフバリ」を観たYOGA友が、これも一緒に行こう!と言ってくれて、それじゃあ…と塚口サンサン劇場へ。
「バーフバリ」も良かった…😍
実は観に行く数時間前まで、オンライン読書会に参加していて、本の読み解きで普段使わないような頭の使い方して、少々疲れていたんですが…観終わった後は、誘ってくれた友人に感謝しました!
3時間、退屈する瞬間一切なし!今のところ、ぶっちぎりで2022年のベストワン🤩
惨くて辛いシーンも多いのに、何故ずっと観続けられたのか…3時間魔法にかけられてた気分です。
主人公2人の名前が「ラーマ」と「ビーム(ビーマ)」というのも、もうね…🏹🪨
「ラーマーヤナ」と「マハーバーラタ」からの尊い名前!そしてそれを体現してくれる美しいビジュアル!
絶対死んだ、今度こそ無理だ、さすがにこれで最期だ…何回思っても不死鳥のように蘇る2人💥💥
ドキドキ楽しめて、もちろんそれで充分お釣りがくるほど面白いんですが、インドの神話や聖典を少しでも知っていると、100000倍楽しめます!保証します!
美しい弓の名手ラーマと、優しくて超人的な力持ちのビーマが、イギリス占領下のインドで自分たちの故郷を守る為に不屈の戦いを繰り広げる大活劇。
同じような戦う映画でも、例えばMCU作品は、観終わった後どんなストーリーだったかするっと忘れてしまう…あの戦闘シーン凄かったなあ、という感覚は残ってもその他は思い出せない。
だけど、「バーフバリ」やこの「RRR」は、インドの神々や聖句が至るところで描かれていて、何故ここでそれが映るのか、なぜこの像に祈るのか、そういうところいちいち「なるほど!」と思わせてくれるからめちゃくちゃ面白い。勿論CG技術やキャストの身体能力も信じられないくらい高い。
一瞬で友情(というか殆ど一目惚れの大恋愛)が生まれ、兄弟のように親しくなる2人だけど、どちらも本当の姿を明かさず、追って追われて、鞭打たれたり殺されかけたり🥵
でも、一瞬で魅かれ合ったその理由ははっきりしていて、それは、お互いに命を賭けて守りたいものがあるから。
そして、その守りたいものを理不尽に奪うのが、冷酷無比な大英帝国…ということで、ここでのイギリス人の描かれ方がホント鬼畜でいっそ清々しい。これくらい無慈悲なキャラでないと、やっつけられた時の痛快さが半減するしね😤
とにかく、ものすごい勢いで感情を揺さぶられてるのが自覚できる3時間でした。
劇中、1曲だけあるミュージカルシーンとエンディングのカーテンコール(!?)も本当に素晴らしいです。エンディングなぞ、もう3時間みっちりでお腹いっぱいなのに、あまりの楽しさに、ずっと続いて…!と思ってしまいました。
(ただこの場面についてはレビューを見ると賛否あります。政治的歴史的な事情があるかのようにもとれる内容です)
何にせよ、劇場で観られる人は幸せだと思います!
大きな画面でめいっぱい堪能して下さい。
私ももう何回か観たい😍😍😍
0コメント