「プシュパ 覚醒」(映画感想)

少し前にやっていた「熱風!!南インド映画の世界」という特集上映の中の1本がこの「プシュパ 覚醒」。その時は観られなかった(「ヤマドンガ」と「マガディーラ 勇者転生」でいっぱいいっぱいだった)んですが、プシュパがとんでもなく評判が良くて😍

ああ~やっぱ観に行けばよかった…と思っていたら、再上映してくれた!ありがとう塚口サンサン劇場さん!

この作品で初めてアッル・アルジュンを知りました。チラシ見ると何とも怖くて全然魅力を感じなかった…だから見逃したわけですが…観てる途中から「…カ、カッコいい…!」ってなって。終わる頃にはすっかりやられてしまいました💕💕

「プシュパ(Pushpa)」というのはサンスクリット語で「花」という意味、というのは知っていました。知り合いのインド人の女性でプシュパさんという人もいるし。

だからプシュパって女性の名前なんだと思っていたんですよ。このひげもじゃの強面の荒くれ男の名前がプシュパて!と。

ですが中盤に「プシュパは『花』以外に『炎』の意味がある。俺は炎だ。」という台詞があり、その通り、プシュパは炎のように激昂してその存在を闇の世界でどんどん広げていきます。

内容は、インドの山奥でしか採れない「紅木(こうき)」という木材の利権を巡るお話で、この木は日本の三味線の棹にも使われているそうで、オープニングはいきなりフシギ日本シーンがCGアニメで描かれます。

ヤクザ社会を知恵と度胸でのし上がっていく、ピカレスクロマンもので、主人公はただ悪いだけじゃなく、出自に大きな負い目を感じていたり、あとこれはインド映画あるあるだけど、内容にそぐわないラブコメ要素も入ってたりして、ごった煮感がすごい😁😁

だけどアッル・アルジュン扮するプシュパがとにかく魅力的で、成り上がるにつれて風貌がどんどんキレイになっていくし、一か八かの大勝負に出る時の肝の座り方とか、もうたまらん!

ところで、ラブコメシーンとか、ゴージャスな群舞とか、あと急にサスペンス入るとことか、前に観た「ランガスタラム」に似てるなあ、と思ったら、何と同じスクマール監督作品でした。そういえばアッル・アルジュンはラーム・チャランにちょっと似てるかも。

※追記
アッル・アルジュンとラーム・チャランは従兄弟だと最近知りました!!

貧しいもの、虐げられるものが自分の知恵でお金と権力と良き伴侶という武器を手に入れて、それでも手に入らないものに「尊厳」というものがあって…だけどそれは他者ではなく自分の心が掴むもの。

終盤「え?ええっ?」っていうくらいの急展開があって、まさかのPART2に続くというラストでした。最後の最後に、次回はこのヒトがプシュパの新たな敵かあ、と思わせるめっちゃ存在感のあるキャラが登場。うっまいなあ😮

PART2は封切られたらすぐ観に行かねば!

インド映画は、殆どが3時間前後の大作で、しかも本国ではインターミッションが入るだろうに(画面にそう出るのに)日本だと休憩なく続くのがちょっと。

5分で良いからトイレ休憩を!ぜひ!

ゆとりらYOGA

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