いつも心にGitaを
先週末は東京に行き、月に1度の「YOGA哲学講座」に参加してきました。
講師はクリシュナ・グルジ先生(とHPには表記されているけど、グルジは「師」の意味だからそこに先生を重ねるのはちょい違和感・・・。なので尊敬を込めてグルジとお呼びしています)。
今回は、バガヴァッド・ギーター(Bhagavad Gita)を基本から学ぶ講義。
バガヴァッド・ギーターは、YOGAを学び始めた時から折に触れ読むことの多い聖典ですが・・・
なんですが・・・
この聖典は、アルジュナ王子と師であるクリシュナの対話であり、その中身は、超ざっくり言うと、戦場で敵を殺すことを戸惑うな、自分の義務を遂行せよ、と説く、一見何とも残酷なお話。
で、この戦場という舞台は、あくまでも喩えと分かっていても、やはり入り口からちょっと御免こうむりたい拒否感がヾ(ω` )/
1度や2度では全く頭に入らず、それどころか、何度読んでも何だかわかったようなちんぷんかんぷんのような・・・で、段々遠ざかってしまい、いやいやこれはいかん!とまた読み直しては、何度読んでも以下繰り返し(ノ◇≦。)
ですが、そんなことを10年繰り返してきて、ほんの少しずつですが、このお話の教えがじわっと沁みて来てる気がします。
結果(未来に起こること)について心配することなく、また、過去を憂い嘆くことなく、今、自分がやらなければならないことを一心に行うことが大切である。
すべてのものには魂があり神が宿っている。神は等しくすべての存在の中にある。
バガヴァッド・ギーターは18章からできており、今回の講座では、そのエッセンスが集約されているという第2章をサンスクリット語で音読(真言=マントラ)しながら学びました。
繰り返し唱えることで、心身が、今この瞬間のためだけにある感覚が起こります。
聖典は、基本でありチュートリアルであり永遠なのだなあ、なんて当たり前のことを実感する時間でした。
本棚で圧倒的な存在感を醸しております。
バガヴァッド・ギーターは「マハーバーラタ」という壮大な叙情詩の中に収められています。
上の本は戯曲で、私大好きでよく読むんですが、今Amazonさんで見たら、何とこの本に100,000円ついてました!びっくり。
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