「ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方」(映画感想)

自然を愛する夫婦が究極のオーガニック農場を作り上げるまでの8年間を追ったドキュメンタリー。ジョンとモリーの夫婦は、愛犬トッドの鳴き声が原因でロサンゼルスのアパートを追い出されてしまう。料理家である妻のモリーは、本当に体によい食べ物を育てるため、夫婦で愛犬トッドを連れて郊外の荒れ果てた農地へと移住する。都会から郊外へと生活環境がガラリと変わった2人は、自然の厳しさに直面しながらも、命の誕生と終わりを身をもって学び、動物や植物たちとともに美しいオーガニック農場を作るために奮闘の日々を送る。映画製作者、テレビ番組の監督として25年の経歴を持つジョン・チェスターが、自身と妻、そして愛犬の姿をカメラに収めた。(「映画.com」より)



ドキュメンタリーと聞いていたので、大好きな「人生フルーツ」のアメリカ版みたいなお話かな、と思ったら、ちょっと違いました。


きっかけはどうか分からないけど、これ、最初から映像化することを前提の、いわゆる企画もののように思います。

勿論それが悪い訳じゃなくて、開墾から様々な失敗や災害、挫折、そして自然のサイクルが回り出す流れはとても感動的で、特に樹木や動物達の映像がとても美しい…

この映画のような暮らしは、コロナ禍ではとても羨ましいし、何より、これだけ広大な土地なら密にもなりようがないし、ウィルスも怖くないかも、とも思いました。

この中で描かれる「大きな調和の中でそれぞれが生き、生かされてることに気づく」…害獣が出たら駆逐するのではなく、それらを必要とする生き物を放つ、等自然の連鎖を学び、自分達もそのサークルの中の一員となる、という考え方は素晴らしい。

そして、その考えを今の生活にあてはめるなら、
新たなウィルスだってサークルの中で生きていく必然性があるのでは?とも思う。

コロナのせいであれもできないこれもできない、っていうのはちょっと違うよなあ。

本当に、自分が「自然をコントロールする側」ではなく、中の一員と思うなら、少なくとも個人レベルでできることをもうちょっと頑張ろう、と思わされるドキュメンタリーでした。


※この作品そのものは、2018年に制作・アメリカ公開されていて、コロナ禍で、日本公開が延期や縮小されたようです。

ゆとりらYOGA

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