「不思議なクニの憲法」を観ました。
先日観た、森達也監督作「FAKE」の余韻が去らなくて、すぐにこれを借りて一気読み(順番逆ですがヾ(´ε `;)ゝ)。
当時、週刊文春でこの疑惑をすっぱ抜いた、神山典士氏の著作です。
こちらは、もやもや感は一切ない。佐村河内氏はペテン師の悪党ってことで、彼がのし上がって慢心して挫かれるまでが、周りの証言やメールのやり取りなどで詳細に描かれています。
映画とは逆、というのではなく、視点が全く違う作品。
面白かったです!
さて、ドキュメンタリー映画が続くんですが
これも良かったですよ!
たくさんの人(著名人から市井の人まで)が、憲法について語る映画。
頷ける意見の人もいれば、「???」の人もいるけど、私はこれを観て、憲法について云々よりも、憲法に表れている「この国の理想」と、実際の現実との大きな隔たりを改めて感じました。
そもそも解釈次第でどうにでもなる憲法ってなんなん?とも思いますし、逆に憲法を解釈で読み替える怖さも同時に湧いてきます。
あと、政治や宗教の話が、普段の生活の中でなんとなくタブー視されているのも鬱陶しい気が。
この映画の中で、ある若い男性が、「例えば2時間の飲み会の中で、10分だけ、当たり前みたいに政治の話が出来たら世の中ずいぶん変わると思う」って意味の発言をされてて、ああ、気負ってなくて良いなあ、って感心しました。
宗教観だって、今や、与党に公明党がどん!といる訳だし、日本会議だって生長の家が中枢らしいし、ホントにもう政教分離って概念がダブルスタンダード・・・。
「私はこう思う」と、必ず自分を主語にして意見を述べれば「ああ、そうなんだね」って返せて誰も不愉快な思いしないと思うんだけどな。
そこで妙に過敏になって後からひそひそ・・・ってなるからきっと飲み会じゃ話せないのかヾ(ω` )/。
でも、違う思想を持ってる人がいるのは当たり前だしね。それが個性でしょう。
7/10の参院選の前に観るのがおすすめで~す!
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