バガヴァッド・ギーター大阪講話でした

2022年4月23日(土)に、新大阪「KOKOPLAZA」の会議室にて、日本ヴェーダーンタ協会の、
Swami Medasananda師をお迎えしての講話が開催されました。

去年12月以来のご来阪で、今回も沢山のご参加がありました!

この日は、過去10年間に渡って、関西50回も続けて下さっていたという、マハーラージのバガヴァッド・ギーター解説の続きで、最初に第2章11節~15節を原文と翻訳で朗誦。

その後は第4章を中心にご講話が進みました。

印象に残ったことは、

道徳的な人と霊的な人との違いについて

霊的、というと、一般的にはオカルトとか、或いは妙にスピ系な事象を想像してしまいがちだけど、ここでは何かが見えると感じるとかいう「霊感」イメージの話ではなくて。

本当の霊的なあり方というのは、YOGAの八支則を少しずつ実践していく事から始まるのではないかと思います。

つまり、してはいけないこと(ヤマ)、するべきこと(ニヤマ)、から始まるパタンジャリ・ヨーガを意識していく事で、社会的により善く生きていく。

マハーラージは「霊的な人になる為には、道徳的な人になることは必須」と仰いました。

つまり、道徳的な人になり、そこから霊的人生を目指す、と。

80年代の、お金第一のバブル爆走時代を知っている自分は、YOGAとヴェーダーンタを学んだことで、大きな大きな価値観の変換を迫られました。

これは、どの世代にも大なり小なりあって、自分には想像もつかないけど、例えば戦中~戦後には大人達の言うことが一夜にして変わったというとんでもない時があった訳だし、大きな地震や原発事故や災害だってそうですよね。今はやっぱりwithコロナ…

どんな時代だってどんな人だって、平穏ではない。周りは常に大きくうねり、時に大爆発を起こす。

そんな中に平安と調和を求めるにはどうすれば良いのか。

バガヴァッド・ギーターは、武士であり弓の達人でもあるアルジュナと、彼の馬車の御者(を装った)クリシュナ神の、Q&Aの形をとった人生の指南書です。

マハーラージはこの日、とても大切な一節として、第2章24節を取り上げられました。

Acchedyo ’yam adāhyo ’yam akledyo ’śoṣya eva ca /
Nityaḥ sarvagataḥ sthāṇuḥ acalo ’yaṁ sanātanaḥ //

この魂は、壊れもせず、焼けもせず、溶けもせず、枯れることもない。
いつでも、どこにでも在り、不変、不動、永遠の実在なのだ。


自分の周りは勿論、自分の身体や心さえも、いつかは消滅する。
だけど、不変、不動、永遠の実在がある。
そして,その実在を知れば、平安と調和が訪れる。

…それを知ることがすっごく難しいんですけど!

でも、この状況や環境は一時的なもので永遠に続くわけではない、と(思い込むのではなく)理解しようとすれば、どう過ごすのが「善き生き方」なのかが解ってくるのではないかな…

それは、道徳的な人への道から霊的な人への道に繋がっているのではないかな…

そう思って、バガヴァッド・ギーターを学んでいます。

ご興味ある方には、Youtubeのアーカイブで沢山の講話があがっています。是非1度視聴してみて下さい。

マハーラージは、大阪には今後も定期的に来て下さる予定です。
毎回、神奈川から来て下さること、本当に感謝です。

ゆとりらYOGA

兵庫県西宮市の自宅スペース他、あちこちで、ヨーガ療法を主体にした YOGAをお伝えしています。 お問合せは、下のメールフォームか、 yutorelayoga☆gmail.com(☆を@に変えて下さい) までどうぞ。

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